三宅一生とチョコレート
NHK教育 『ETV:三宅一生 未来のデザインを語る』
三宅一生さんのインタビューを中心に進む90分番組でした。
三宅一生さんはファッションデザイナーとしてだけではなく、21_21DESIGN SIGHTのディレクターもなされている世界屈指のデザイナーです。
彼の「一枚の布」を知り、AXISギャラリーで:A-POCを初めて見た時はとても衝撃的でした。ファッション=流行みたいな構図が一般的な見方だと思いますが、彼はそこにデザインに何ができるかという問いに一つの見解を示している。日本の美と社会性の融合をプロダクト的なおもしろさを満たしつつ実現している。伝統を考えると同時に未来を創造されているところに三宅一生さんの強さを感じました。
番組は三宅さんの紹介と21_21DESIGN SIGHTの話題を中心に進んでいきますが、三宅さんが「日本の伝統」と「デザインの社会性」について語っておられるのが印象的でした。
番組の後半では現在行われているチョコレート展についてのことでしたが、ジェームズ・モリソンの作品が特に印象的でした。カカオの生産地である貧困国とその消費地である富国の現実、その背景、象徴を隠喩する一本のライン。他に紹介されていた自身の内的表現に留まった多くの作品と一線を分けていたと思います。
デザインの社会性について語る良質の番組であったと思います。
できれば会期中に行きたい!
三宅一生さんのインタビューを中心に進む90分番組でした。
三宅一生さんはファッションデザイナーとしてだけではなく、21_21DESIGN SIGHTのディレクターもなされている世界屈指のデザイナーです。
彼の「一枚の布」を知り、AXISギャラリーで:A-POCを初めて見た時はとても衝撃的でした。ファッション=流行みたいな構図が一般的な見方だと思いますが、彼はそこにデザインに何ができるかという問いに一つの見解を示している。日本の美と社会性の融合をプロダクト的なおもしろさを満たしつつ実現している。伝統を考えると同時に未来を創造されているところに三宅一生さんの強さを感じました。
番組は三宅さんの紹介と21_21DESIGN SIGHTの話題を中心に進んでいきますが、三宅さんが「日本の伝統」と「デザインの社会性」について語っておられるのが印象的でした。
番組の後半では現在行われているチョコレート展についてのことでしたが、ジェームズ・モリソンの作品が特に印象的でした。カカオの生産地である貧困国とその消費地である富国の現実、その背景、象徴を隠喩する一本のライン。他に紹介されていた自身の内的表現に留まった多くの作品と一線を分けていたと思います。
デザインの社会性について語る良質の番組であったと思います。
できれば会期中に行きたい!
by haruya95
| 2007-06-04 00:07
| デザイン