2つの設計演習
4月から環境科学部環境・建築デザイン専攻の「設計演習3」と人間文化学部生活デザインの「住居設計演習3」のTA(ティーチングアシスタント)をしている。
月曜日は「住居設計演習3」の日。
こうして環境の違う2つの設計演習に出ていると、建築デザインと環境デザインのそれぞれの違いがでてくるのがおもしろい。
そもそものデザインアプローチのやり方が違う。
建築デザインはまず敷地の特性や機能からヴォリュームに入り、部分へと落とし込んでいく。プレゼンにおいても魅せる模型、魅せるパネルに仕上げようとする。
生活デザインでは部分のシーンや動線、コンセプトイメージなどを現す部分から入る傾向が強いように思う。部分から全体へといった建築とは逆のベクトルが働いている。
これはやはりそれぞれの学科・専攻の特色が出ていると思うが、おもしろいのは生活デザインの学生がヴォリュームから設計に入ったり、建築デザインの学生が部分から入ったりするとなかなかうまくいかったりすることがしばしば見られる。
僕はどちらに対してもまずはそれぞれのスケールでの関係性を考えてほしいと思う。ヴォリュームなら環境との関係、機能との関係、ユーザー間の関係、ディティールなら身体との関係などなど。
最近思うのは設計の第一段階は関係性を読み明かし、整理することだということ。それをいかにクリティカルに行えるかにかかっていると思う。条件とともに整理をすればおのずと問題は浮かび上がってくるだろうし、それに対しての批評性を持たせればよい。もちろんそれだけでは設計なんてできないけど。
自分は何を問題視しているのかを把握し、やりたいことやアイデアを生かし切れているのかを注意深く考えてほしいと思う。(と自分に言い聞かす)
月曜日は「住居設計演習3」の日。
こうして環境の違う2つの設計演習に出ていると、建築デザインと環境デザインのそれぞれの違いがでてくるのがおもしろい。
そもそものデザインアプローチのやり方が違う。
建築デザインはまず敷地の特性や機能からヴォリュームに入り、部分へと落とし込んでいく。プレゼンにおいても魅せる模型、魅せるパネルに仕上げようとする。
生活デザインでは部分のシーンや動線、コンセプトイメージなどを現す部分から入る傾向が強いように思う。部分から全体へといった建築とは逆のベクトルが働いている。
これはやはりそれぞれの学科・専攻の特色が出ていると思うが、おもしろいのは生活デザインの学生がヴォリュームから設計に入ったり、建築デザインの学生が部分から入ったりするとなかなかうまくいかったりすることがしばしば見られる。
僕はどちらに対してもまずはそれぞれのスケールでの関係性を考えてほしいと思う。ヴォリュームなら環境との関係、機能との関係、ユーザー間の関係、ディティールなら身体との関係などなど。
最近思うのは設計の第一段階は関係性を読み明かし、整理することだということ。それをいかにクリティカルに行えるかにかかっていると思う。条件とともに整理をすればおのずと問題は浮かび上がってくるだろうし、それに対しての批評性を持たせればよい。もちろんそれだけでは設計なんてできないけど。
自分は何を問題視しているのかを把握し、やりたいことやアイデアを生かし切れているのかを注意深く考えてほしいと思う。(と自分に言い聞かす)
by haruya95
| 2007-06-19 01:48
| 建築