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95's Diary

95の徒然なる日記です。
庭も紅葉を待ちきれず
今!   京都が!   熱い!

秋の特別公開ラッシュですね。
普段は非公開のあの庭やこの寺が大公開されるってんですからたまりません。

というわけで行ってきました!
妙心寺大法院と大徳寺黄梅院。

どちらも庭園と共に現在特別公開中です。
あとついでに退蔵院と狩野永徳展。ついでといっても、すごくよかったのでついでになってないのですが。

大法院は茶室を含む路地庭園です。
茶庭の路地空間がそのまま、縁側からの鑑賞の対象となっています。
レポートにまとめる予定で、ネタバレ必須なのでまた改めてアップします。
庭も紅葉を待ちきれず_e0125059_23555992.jpg

抹茶と季節の菓子をいただきました。
庭も紅葉を待ちきれず_e0125059_23562865.jpg

となりの退蔵院は…
陰と陽の庭に…
やられたー!

といった感じでした。
白い玉砂利と黒い湿った砂砂利
曲線的な配置と直線的な構成
生命的な花と無季節的な木々

おもしろい対比を成していました。
奥の竜王滝では池のなかの空を鯉たちが優雅に泳いでいました。
庭も紅葉を待ちきれず_e0125059_23564880.jpg

今日は金閣寺なんか抜群にきれいだったんでしょうね。

大徳寺では時間がなく(妙心寺でも)
今回見たのは黄梅院だけでしたが、
少しずつモミジも彩られはじめたようです。
庭も紅葉を待ちきれず_e0125059_23571273.jpg

黄梅院の破頭庭は信長の命により造られた、と説明にあったためおそらく成立は室町後期〜桃山時代あたりだと思われますが、この時代の枯山水式庭園は特に要素の少ない庭が多いように思います。
龍安寺がいい例ですね。
スケールも龍安寺の石庭園に近いものがあります。
庭も紅葉を待ちきれず_e0125059_235733100.jpg


石庭園や茶の湯と金の茶室や狩野永徳の金の屏風など、
両極端なものがこのあたりの時代に、ほぼ同時に頂点を極めたというのは大変興味深いことですね。
庭も紅葉を待ちきれず_e0125059_2358195.jpg


しかし改めて結界という空間規制の概念には驚かされます。
たったこれだけの要素で、区切ることができる。
驚きです。
庭も紅葉を待ちきれず_e0125059_23581770.jpg

そんなこんなでこの後、狩野永徳展に行くのですが、
それはまたアップします。

ただ、言わせてもらうと

見なきゃ大損!の展覧会です。

今日も夕空がきれいでした。
庭も紅葉を待ちきれず_e0125059_23583577.jpg

by haruya95 | 2007-11-05 00:49 | 建築
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by haruya95
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久郷 晴哉(クゴウハルヤ)
haruya kugo

1984年生まれ。

2007年
滋賀県立大学 環境科学部
環境・建築デザイン専攻
卒業
2009年
同大学大学院 環境科学研究科
卒業

現在はデザイン関係の仕事に
ついてます。

TOKYO POLAROIDS
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