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95's Diary

95の徒然なる日記です。
サスキア・オルドウォーバースの世界
サスキア・オルドウォーバースの世界_e0125059_041172.gif
森アートセンターでは「英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展」
ただいま開催中です。

というか今さっき森アーツセンターのWebページ見たら変わっててビックリ。

ロードの早さやほどよいイントロダクションが美しいです。
ただBGMがずっと聴いてるとアタマが痛くなってきそうですが…。

このあいだ行ってきました。



ですが、今回紹介したいのはコチラ。

サスキア・オルドウォーバースの世界_e0125059_045443.jpg

「MAMプロジェクト007: サスキア・オルドウォーバース」展

MAM プロジェクトは、「森美術館が国際的なアートシーンで活躍する若手アーティストを、新作の制作とカタログ出版の双方で応援するプロジェクトです。展示場所を東京シティビューをはじめとする六本木ヒルズ内のさまざまなパブリックスペースまで拡大し観客のオープンなアクセスを促します。年間4〜5回の開催をめどに、現代アートの他にもデザインや建築などの幅広い分野から注目の若手クリエイターを個展形式で紹介します。」

というもので、ターナー賞の歩み展の最後のほうに映像とともに紹介されていました。


サスキア・オルドウォーバースの世界_e0125059_1174324.jpg

現実から遊離した映像とナレーションによって全く別の世界へと引き込まれます。とてもあがらえないような不思議な世界です。
映像は、こみいったミニチュアを撮影することで撮られますが、とくに「Placebo(偽薬):上の画像」なんかはミニチュアだとはとても信じられません。(絶対CGだと思ってた。)

どの作品も共通して、現実のニュースや実体験を源泉にして一つの物語があり、また映像自体には人物は登場しません。あくまで情報はナレーションが生み出しているのであり、それすらも現実と非現実の狭間を彷徨っているような感じです。

ちょっと恩田陸さんの世界に近いものを感じました。

制作には1年〜2年の時間をかけられるため、現在までの作品数はわずか9点。それでもこれだけ注目され始めているのは、その作家の持つ世界観の不思議さ、そして強さだと思います。
映像作品としても、建築の視点から見ても、物語としてみても、とても興味深い作家だと思いました。
もしDVDとかが発売されるなら手に入れたい!


いくつかの作品をまとめた予告編がYouTubeにあったのでリンクを載せておきますねー。

Saskia Olde Wolbers - The Falling Eye

今後さらに日本で紹介されることを期待しています。

パンフレット買っちゃったよー。
by haruya95 | 2008-06-11 01:22 | アート
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by haruya95
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久郷 晴哉(クゴウハルヤ)
haruya kugo

1984年生まれ。

2007年
滋賀県立大学 環境科学部
環境・建築デザイン専攻
卒業
2009年
同大学大学院 環境科学研究科
卒業

現在はデザイン関係の仕事に
ついてます。

TOKYO POLAROIDS
SHIGA アカロイド



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