はなめがね(みったん編):朝イチの龍安寺
毎月恒例のはなめがね。
今回は紅葉麗しき京都の龍安寺→角屋→重森三玲庭園美術館→ライトアップ実相院と盛りだくさんのコース。
この時期には日の出はもう6時以降なので、琵琶湖岸からのぼる朝日にテンションが上がる一同です。
その勢いで朝8時から、朝イチの龍安寺に。
やっぱ龍安寺は朝イチがいいです。なんといっても、心静かに庭園をみることができる。いまでは龍安寺は京都の"超"人気スポットですから、日中は人、人、人。わいわいがやがやと騒がしくて、落ち着くどころではなくなります。
で、そうした多くの方が15個の石の話をして、15個あることに納得して帰っていかれる。
観光地としての龍安寺の「わかりやすい」ポイントはおそらくそこなんでしょうが、本当はもっといろんな日本の美がそこらじゅうにあります。
微妙な壁の高さの変化による奥行き感や配置のバランス。
多くの人がここに座ったであろうために丸くすり減った縁側の板の艶。
長い年月の間、風雨にさらされ続けて深く静んだ土壁の色彩。
そうした果てしない時間の中でかわらない庭の形式
それらが織りなすコントラスト。
…んーー。何度行っても飽きることがありません。
まだまだ中毒は続きそうです。
つづく!
by haruya95
| 2008-11-23 00:17
| 建築