95's Diary

95の徒然なる日記です。
カテゴリ:建築( 38 )
スチールパイプフォレスト
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滋賀県立大学では今年度から新学科(電子システム工学科)がスタートし、それに伴って新学科棟の建設が急ピッチで進められています。


この学科棟は環境建築デザイン学科のコアチームで計画され、設計には松岡拓公雄研究室のメンバーが中心となって設計を担当しています。→詳しくはコチラ


現在は2階スラブのコンクリートが打設され、一階部分が見れるいうことで同研究室のM野氏の案内のもと見学に行ってきました。


一階の型枠はもう外されていて、内部は2階スラブを支えるスチールパイプが林立して、まるで人工的な森のようです。


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ディティールに関して熱く語ってくれるM野氏


見学中は終始、県立大学のデザインコードから焼き杉を用いたルーバーや目地のことまで、多くの質問が飛び交ってました。


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製図室にあった小さな模型が、1/1でそびえ立とうとする姿に、当たり前だけど、

「建築物が建つ」ということのリアルを再確認したような気がしました。
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by haruya95 | 2008-12-04 01:18 | 建築
はなめがね(みったん編):重森三玲庭園美術館
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はい。だらだらと書いております。

はなめがね一同は重森三玲庭園美術館へ。

シャープのCMで取り上げられたことでも有名ですね。

僕はCMのことあんまり知らなかったけど。


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もともとは吉田神社の社家として名高い鈴鹿家の所有であったものを、重森三玲が譲り受けて、茶室などを付け加えた自身のための邸宅だそうです。

現在では予約制で、一部を除き一般公開されています。


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はなめがねのスタートが日本建築における建築空間や庭園空間の見学が目的ですから、これまで見てきたなかには重森三玲作のが多かったりします。(例えば、東福寺や真如院など)



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好刻庵の内部はこんなんなってます。

荒々しい波のような曲線と市松模様の組み合わせるところがなんとも重森三玲らしく感じてしまいます。
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by haruya95 | 2008-11-28 00:11 | 建築
はなめがね(みったん編):角屋
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はなめがね一同はつづいて角屋へ。

京都市下京区にある角屋はもともと嶋原遊廓の揚屋ですが、現在は「角屋もてなしの文化美術館」として、一般公開されています。(2階に関しては事前予約が必要)

ですが、やはり2階が圧巻です。

2階には緞子の間、御簾の間、桧垣の間扇の間青貝の間などいくつかの座敷があり、江戸時代にはここで坂本龍馬や新撰組の隊士達が宴をおこなっていたそうです。新撰組の隊士の中には酒癖の悪いのもいたらしく、青貝の間には暴れ回ってできた刀傷なんかも残されています。

その青貝の間は、壁や建具などいたるところに青貝を散りばめた異国風のつくりになっていますが、400年間ろうそくを灯し続けたこの座敷はかつての浅葱色の壁は、煤で黒く沈み、窓から差し込む光によって浮き上がる青貝の輝きをより一層引き立てています。
ほかにもすばらしい部屋ばかりで、通路だと言われている部屋にも、与謝蕪村のふすま絵が何気なく立てかけられていたりします。

今回のはなめがねで大きな目的のひとつであった扇の間もまたすばらしかったですね。
浅葱色の壁に天井に貼られた58枚の扇面。新建築の創刊80周年記念の「日本の建築空間」の表紙を飾っており、これをよんで以来、ずっと見たくなってました。

こんなにすばらしい空間が広がってるよと写真でお伝えしたいのですが、2階部分は一切の撮影禁止。


Webで見かけた画像をちょくちょくリンクしておきますが、是非予約をしてご自分の眼で確かめてみてください。
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by haruya95 | 2008-11-25 15:16 | 建築
はなめがね(みったん編):朝イチの龍安寺
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毎月恒例のはなめがね。

今回は紅葉麗しき京都の龍安寺→角屋→重森三玲庭園美術館→ライトアップ実相院と盛りだくさんのコース。

この時期には日の出はもう6時以降なので、琵琶湖岸からのぼる朝日にテンションが上がる一同です。

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その勢いで朝8時から、朝イチの龍安寺に。

やっぱ龍安寺は朝イチがいいです。なんといっても、心静かに庭園をみることができる。いまでは龍安寺は京都の"超"人気スポットですから、日中は人、人、人。わいわいがやがやと騒がしくて、落ち着くどころではなくなります。

で、そうした多くの方が15個の石の話をして、15個あることに納得して帰っていかれる。
観光地としての龍安寺の「わかりやすい」ポイントはおそらくそこなんでしょうが、本当はもっといろんな日本の美がそこらじゅうにあります。


微妙な壁の高さの変化による奥行き感や配置のバランス。

多くの人がここに座ったであろうために丸くすり減った縁側の板の艶。

長い年月の間、風雨にさらされ続けて深く静んだ土壁の色彩。

そうした果てしない時間の中でかわらない庭の形式

それらが織りなすコントラスト。


…んーー。何度行っても飽きることがありません。

まだまだ中毒は続きそうです。

つづく!
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by haruya95 | 2008-11-23 00:17 | 建築
もうすぐ、
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「安土城・摠見寺」再建・学生競技設計の公開審査会が行われるみたいですね。

場所は安土城考古博物館にて
日時は11月22日午後1時からです。


募集要項の一部を転載します。
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希代の革命家・織田信長が創建し、江戸時代にそのほとんどが焼失してしまった摠見寺。150余年の時を経て、あなたの構想によって、同寺、本堂を蘇らせてみませんか?摠見寺では、あなたの豊かな発想が折り込まれた摠見寺本堂再建案を募集いたします。

審査委員長 加藤耕文(摠見寺住職)
審査委員  近藤 滋(安土城郭研究所所長)
       渡辺豊和(建築家)
       山本泰宏(摠見寺執事・建築家)
       布野修司(滋賀県立大学)
       浅川滋男(鳥取環境大学)
       中谷礼仁(早稲田大学)

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学内に貼られたポスターを見てる限り大学院からの応募が多いようです。

いろんな研究室のいろんなプレゼンに触れるいい機会だと思います。

公開審査会についての情報の告知があまりされてないようですが、

お時間のある方は見に行かれてみてはいかがでしょうか。
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by haruya95 | 2008-11-16 18:17 | 建築
潤しく麗しい浄瑠璃寺
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毎月恒例のハナメガネにいってきました。
といってもここしばらく休憩していたので、ひさしぶりの活動再開となります。

今回はちょっと遠出して奈良方面に。結局弾丸ツアーになってしまい、ゆっくり見れたのは最初の目的地のみとなってしまいました。なにはともあれまずは浄瑠璃寺へ。


京都府の木津川市にある浄瑠璃寺は、市街地からはずいぶんと離れているため、同じ京都府のお寺にしてもずいぶんと雰囲気が違います。なにより静かです。

浄瑠璃寺は東の薬師仏をまつる三重塔、中央宝池、西の九体阿弥陀仏堂から構成されており、この寺では宝池の対岸から西の阿弥陀仏に向かって礼拝するのが本来の形式だそうです。

浄瑠璃寺の浄瑠璃とは、西の極楽浄土に対をなす、薬師如来の居所たる東方浄土「東方浄瑠璃世界」に由来するそうです。ちなみに浄瑠璃世界とは静寂と清浄の世界だといわれています。

明け方の陽が昇り、空が漆黒から赤みがかった青を経て色彩を取り戻していく様は、昔の人々にとってまさに浄土であり、その透明で清らかな色あいを「瑠璃色」とよんだのではないでしょうか。

本堂には9対の阿弥陀像が横一列に安置されており、そのため横長の堂となっています。建立は嘉承2年(1107年)とされ、国宝に指定されています。→Wiki


対岸から見る様は寂れた気品のようなものがあり、宝池を囲むの自然の彩りの世界に静かに佇んでいるようです。
そんな佇まいに枯れてなお後に残る潤いや麗しさのようなものを感じました。

行楽シーズンということもあり、団体での来訪者が多かったのですが、ぜひもう一度ひっそりとのんびりと、紫陽花の咲く季節にでも訪れてみたいと思います。
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by haruya95 | 2008-10-30 20:28 | 建築
焼き杉ワークショップ
えー、ここしばらくさぼっ…休んでおりましたブログ再開。

コメントがすごくうれしい今日この頃です。

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さて、27日に建築(史)家藤森照信さんのワークショップに参加してました。

ご存知の方も多いと思いますが、藤森さんは今最も注目されている建築家の一人です。

ご専門が建築史でありながら、建築家としても第一線で活躍されている不思議な経歴の方です。著書に『路上観察学入門』『天下無双の建築学入門』『藤森照信の原・現代住宅再見』シリーズ、建築・住宅としては高過庵やタンポポハウス、ニラハウス…あげればどんどんでてくるし、見たことがある方も多いんじゃないでしょうか?

今回は滋賀に住宅の仕事があり、その外壁の仕上げを焼杉にするということで、それを皆でやってみようという試みです。というか写真を何枚かつけて紹介しようと思ったんですが、当日開始すぐに電池切れ…不覚!!


火炎放射器か何かで一枚づつ焼いていくのかなーと思っていたら、このように3枚ひと組みを煙突のように組み、内部を燃やす方法を用います。
本来は15mm程度の杉板の表面3mmほどを焼くそうですが、今回は20mm板を10mm焼くのだそうです。そうすると表面は焼杉を超えて、炭になってしまう。それがいいんだと。
この日は工事を担当しているアキムラから研究室の卒業生や近江環人の同期の方も来られていて、話も弾みます。

最前線で作業されていたのがとても印象的でした。
本人曰く、「ミディアムな感じ」のいい焼き加減だったそうです。

焼杉はとくに西日本に多く、岐阜よりも東は数がぐっと減るそうです。もともと建材として扱われてなかったことにも原因があるとか。


西沢立衛氏の講演を聴いたときもそうでしたが、「こんなことがやってみたかった」「こうしたらどうなるか見てみたかった」とかそういったことを割りと口にされます。はじめは「えっ?」って思ったけれど、新しいことの発見ってそうした好奇心やエゴからくるものも多いですよね。特に藤森さんは、ご本人も言っておられましたが、歴史を専門にしている分自分の設計がどの時代の誰に似てくるのがわかるそうです。それを避け続けた結果、縄文時代のような今の藤森流がある。だからやりたい、やろうとされることも昔の技法や文化を特に使われます。それが目からウロコというか、かえって新鮮に見える。
とはいえ、施主の理解がないと絶対にできないですし、あらためて建築のあり方、成り立ちを考えられました。

どのような住宅になるかとても楽しみです。
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by haruya95 | 2008-08-31 00:50 | 建築
ゼミ旅行3日目
3日目はイサムノグチ庭園美術館へ。
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基本的にはツアーのような形式になり、人数が多い場合2組に分かれてアトリエと庭園美術館を交互に回ることになります。

アトリエから見れることになった場合、いろんな彫刻作品はありますが、真っ先にエナジーヴォイドの置かれている蔵に行くことをオススメします。


一言ことわって蔵に先に入り、戸を閉めて下さい。

天窓からさす光にエナジーヴォイドが
神秘的な存在感を持って佇んでいますから。


蔵はすぐさますべての引き戸が開けられ、光が室内に満ちてきます。
そうするとまったく表情が変わります。
その変わっていく様や光の中のエナジーヴォイドも好きですが、やはりあの一瞬がとても魅力的に感じるのです。

ツアーは一日に何度か行われますが、いつの時間でも有効です。

なぜなら一度のツアーの後には必ず掃除や整備をするそうです。作品を見に来る人には最前の状態で見ていってほしいので、そんなふうにおっしゃっていました。
作品とともにその置かれている環境、運営体制に感動しました。


うちのゼミの先生:松岡拓公雄先生はイサムノグチと一緒に仕事(エレ沼公園モ)したこともあり、縁は深いのだそうです。
そんなこともあって、もう少し奥まで見せてもられることに。

事務所や和泉正敏さんのアトリエなど見学させていただきました。
はっきりいって「凄い」です。石のアトリエです。
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こんな壁でアトリエ全体ができています。

和泉さんとも少しお話させて頂いたり、先生はイサムノグチとの思い出をお話しされていました。


午後にもう少し時間ができたので、ノリで四国村へ。
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ここは各地から移築した古民家を展示公開しています。
古民家村のようなものですね。
山沿いにぽつぽつと建ててあるのですが、さすがに3日目の疲れが出てきたのか、みんなさらっと見ている感じです。後半は軽くスルーの場所も(笑)
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とはいいつつ力石で腕試し。
尾田さんさっすが!!


移築する難しさは外部の環境がまるまる変わることです。風が抜けていたところが通らなくなったりして、室内の環境もまた変わります。こうした古民家や古い家屋を展示しているところは多いですが、ほとんどがイコンとしての展示でしかなく、そのなかで営まれていた生活や環境まで及んでいない。

だからといってこうして展示するのが無駄というわけではなく、古民家を残すことに関しては以前に少し書いています。→過去の記事

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最後も集合写真をとって解散しました。
2度目の場所が多かったとはいえ、新たな発見も多く、
有意義な旅行になったと思います。

いろんな意味で学生っぽい旅行でした。
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by haruya95 | 2008-08-04 11:28 | 建築
ゼミ旅行2日目
1泊目はパオで泊まって、2日目はまるまる直島。

ベネッセミュージアム地中美術館家プロジェクト
を1日で巡るスピーディーコースです。
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できるなら直島は2日ほどかけてじっくり巡ることをオススメします。

単に美術館だけでなく、島中に現代アートが設置され、
島そのものが美術館となっていますので。


1カ所につき1〜2時間ほどの滞在のため、
じっくりと一つの作品に接している時間はありませんでした。

まぁ、2度目の滞在のためにミュージアムはほとんど見たことがあるわけで。

ベネッセは特にコンテクストやコンセプトを重要視している作品が多いのかなという印象です。リチャード・ロング杉本博司アンディー・ウォーホルなど。なかでも僕は須田悦弘さんの「雑草」という作品が好きですね。
ベネッセに訪れた人の何割かは絶対見逃していると思います。

打ちっぱなしのコンクリートの目地のスキマからチョロっと草が生えている。本当に小さな雑草なんだけど、実は「木」から彫られた彫刻作品なんです。その精巧さと置かれている環境がうまくマッチングしていて見入ってしまいます。普段はまったく気にかけることのない雑草をまじまじと見る感覚はとても新鮮です。

以前、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館に訪れたときにたまたま須田さんの個展が行われていたんですが、どんな作品の人だろうと入ってビックリ!

大きなハコのなかに作品がなんにもない!

白い壁だけが遠くまでのびていて、何にもないような大きな空間がただそこにある。

「はっ」となってよーーーーーーーーーーく見てみると
壁と床のエッジの部分から雑草がそっと生えている。

ただそれだけの空間なのに妙に感動したことを憶えています。

本当に小さな作品ですが、いろんなことを考えさせてくれます。


話は戻って午後から家プロジェクトに。
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前回から増えたのは碁会所と石橋、それと歯医者の3カ所です。
今回感じることが大きかったのは石橋でした。

さんのが蔵の中に展示されているのですが、中がサウナ状態です。
滝という文脈に対してあえて狙ったんだろうかとも思いましたが、この日の気温は凄まじく、ものの5分で退散。
むしろ滝のような汗が狙いか!とも思ったり。笑
「展示」に適正な環境と「鑑賞」に適正な環境はどうも少し違うようです。


なにはともあれ、一日直島を満喫し、フェリーで高松へ。
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この後高松にて壮絶な飲み会が繰り広げられることになります。
いや、みんな若いね〜。
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by haruya95 | 2008-08-04 10:36 | 建築
ゼミ旅行1日目
ご無沙汰です。

ゼミ旅行に行っておりました。

総勢15名による
犬島→直島→イサムノグチ庭園美術館の瀬戸内海アートコースです。

犬島以外は僕は2度目。

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31日の午前3時(!)に出発して朝イチには犬島をふらふら。

11時からのツアーに参加し、1時間ほどふらふら。

炎天下のなか屋外コースにみんなふらふら。


もともとが花崗岩と銅の精錬を生業としており、ここで採れた花崗岩は大阪城やモエレ沼公園にも使われているそうです。

現在は精錬所跡地等をベネッセコーポレーションがアートプロジェクトとして再生させています。設計は建築家の三分一博志氏です。

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ここではアートとしうよりやはり建築のおもしろさを感じました。

いや、正確に言うと建築の持つ環境システムに感心したという感じですね。

そちらがずいぶん際立っていて、そのぶんアートが余計に感じられるシーンもちらほら。

どっち付かずの状態のようで、建築とアートが呼応していない。

純粋に構築してほしかったなと感じました。


ツアー後、珍しく記念撮影(この後も何回も記念撮影が…)
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まだまだ若いです。
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by haruya95 | 2008-08-03 11:03 | 建築


by haruya95
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久郷 晴哉(クゴウハルヤ)
haruya kugo

1984年生まれ。

2007年
滋賀県立大学 環境科学部
環境・建築デザイン専攻
卒業
2009年
同大学大学院 環境科学研究科
卒業

現在はデザイン関係の仕事に
ついてます。

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