ハナメガネサークル
滋賀というロケーションは建築を学ぶ上で決してハンディキャップにはならないと思う。
東京だけが学術の中心的都市ではない。たしかに最先端の刺激、技術、コミュニケーションはあるだろう。しかし情報の流通が一般的になった今、あながちそうともいいきれないのではないか?もし本気で行こうと思えば、3時間で行けないこともない。
歴史的要素を学ぶ上ではやはり関西が向いていると思う。
京都はもちろん、滋賀、奈良、大阪にも歴史的に重要、見事な建築は山のようにある。
そうした考えから月に一度、友人と名建築を巡ることにしている。
今回は「平等院」と「西芳寺」に出かけた。
移動中激しい雨が降っていたが、「平等院」につくころには止んでなんともおあつらえむきな天気になっていた。
平等院のランドスケープは住職でランドスケープアーキテクトの宮城俊作さんが手がけている。なによりシークエンスが見事だ一本の動線上に、実に様々なシーンが展開していく。住職ならではの魅力的なアングルをいくつもばらまかれている。
さて平等院はというと想像していたよりもずっと迫力があった。
水盤の上に浮かぶ左右対称の回廊と本堂。シャープで鮮やかな印象をもっていたのだが、実際は技巧的で力強く、しかし年月の洗礼を受けてきた風化の力を感じた。今ひとつ受けた印象としては、西洋的なイメージにとても近いということ。社寺建築というより、ロマネスクのような様式的で西洋宗教的な雰囲気を醸し出している。もちろんほんもののそれとは違い、水平方向への意識の展開が行われるのだが、眼前に現れる様子はやはり壮大だ。
西芳寺については次にします。
東京だけが学術の中心的都市ではない。たしかに最先端の刺激、技術、コミュニケーションはあるだろう。しかし情報の流通が一般的になった今、あながちそうともいいきれないのではないか?もし本気で行こうと思えば、3時間で行けないこともない。
歴史的要素を学ぶ上ではやはり関西が向いていると思う。
京都はもちろん、滋賀、奈良、大阪にも歴史的に重要、見事な建築は山のようにある。
そうした考えから月に一度、友人と名建築を巡ることにしている。
今回は「平等院」と「西芳寺」に出かけた。
移動中激しい雨が降っていたが、「平等院」につくころには止んでなんともおあつらえむきな天気になっていた。
平等院のランドスケープは住職でランドスケープアーキテクトの宮城俊作さんが手がけている。なによりシークエンスが見事だ一本の動線上に、実に様々なシーンが展開していく。住職ならではの魅力的なアングルをいくつもばらまかれている。
さて平等院はというと想像していたよりもずっと迫力があった。
水盤の上に浮かぶ左右対称の回廊と本堂。シャープで鮮やかな印象をもっていたのだが、実際は技巧的で力強く、しかし年月の洗礼を受けてきた風化の力を感じた。今ひとつ受けた印象としては、西洋的なイメージにとても近いということ。社寺建築というより、ロマネスクのような様式的で西洋宗教的な雰囲気を醸し出している。もちろんほんもののそれとは違い、水平方向への意識の展開が行われるのだが、眼前に現れる様子はやはり壮大だ。
西芳寺については次にします。
by haruya95
| 2007-07-13 10:03
| 建築