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95's Diary

95の徒然なる日記です。
地域再生研究会にて
滋賀県立大学にある地域づくり教育研究センターという組織が主催する「地域再生研究会」にて石山のコンペプロジェクトについてプレゼンテーションをさせて頂きました。
地域再生研究会にて_e0125059_1072434.jpg

大きくは石山プロジェクトの背景、問題、課題からコンペという手法を用いた理由、期待される効果、結果、考察などについてです。


「地域再生」を考える上で、「地域」の「再生」とは何なのか?という問題に対して、私たちは

そこに住われている人の何かを起こそうとするチカラ、「住民力」を、様々なアクションを起こせる状態までに「回復」

を行うことだと考えました。
それにはやはり、地域の人々をいかにして巻き込んでいくかが重要であると考えます。

そこで学生サイドの共通認識として「なんとかせなあかんスパイラル的まちづくり」という考え方を掲げました。
地域再生研究会にて_e0125059_959092.jpg

私たち学生が行っていることは、“何とかせなあかん”と考えている商店街に対しての、きっかけづくりに過ぎません。その域を超えることは地域に住われている方の自主性を阻害するものであり、次のステップに移ることができない可能性があります。あくまで、きっかけを提供し、企画・運営補助を行なうまでが私たちの仕掛けるべきところです。

イベントは単発的なものではなく、前回のイベントをふまえ、次のイベントを企画そして実行をし、さらにまちに定着するように継続化させることが大切です。そして住民のイベントに対する期待、“おもしろいやん”“何かしようやんか”という意識をその地域に根付かせ、地域が地域のためにイベントを運営していくようになることが、私たちの目指す“なんとかせなあかん”スパイラル的まちづくりです。

今回のプロジェクトを通して商店街の方や、近くに住まわれている方から「今、何が地域の微妙な変化に対して対応できるか見直す良い機会だった。」、「石山のことが良く知れて楽しい」などの生の声を聞くことができました。これはスパイラルの第2段階、関係者の方に「おもしろいやん」と思わせるところまでは進んだことを表していると思います。まだまだ動き始めたばかりですが。



地域再生におけるカギはいかなる地域でも「結局のところ、人。」
だと思います。

そこに住われている人の何かを起こそうとするチカラ、「住民力」を、様々なアクションを起こせる状態までに「回復」させるためにはまずは、人と人のコミュニケーションと自主性が大切であり、例えば、コアパーソン、キーパーソンとなる人たちの背中をいかに押すか?地域に住われている方にいかに参加してもらうか?

つまりは地域に住んでおられる人々をいかにして巻き込んでいくか?を考える必要があります。

そうして巻き込んでいくための「きっかけ」とその「しくみ」づくりが大切であり、こうした一連のコンペプロジェクトではそれらの「きっかけ」と「しくみ」を生み出す、一つの事例をつくり出せたのではないかと思っています。

これまで主体としてプロジェクトに関わってきましたが、ひとまず一区切りです。幸い優秀な後輩たちが引き継いでくれていますので、今後の展開がとても楽しみです。もちろん、プロジェクトから抜けるわけではなく、主体が変わったというだけのこと。目の上のタンコブにならないよう気をつけなければ。
by haruya95 | 2008-07-19 10:23 | 地域
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by haruya95
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久郷 晴哉(クゴウハルヤ)
haruya kugo

1984年生まれ。

2007年
滋賀県立大学 環境科学部
環境・建築デザイン専攻
卒業
2009年
同大学大学院 環境科学研究科
卒業

現在はデザイン関係の仕事に
ついてます。

TOKYO POLAROIDS
SHIGA アカロイド



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