焼き杉ワークショップ
えー、ここしばらくさぼっ…休んでおりましたブログ再開。
コメントがすごくうれしい今日この頃です。
さて、27日に建築(史)家藤森照信さんのワークショップに参加してました。
ご存知の方も多いと思いますが、藤森さんは今最も注目されている建築家の一人です。
ご専門が建築史でありながら、建築家としても第一線で活躍されている不思議な経歴の方です。著書に『路上観察学入門』『天下無双の建築学入門』『藤森照信の原・現代住宅再見』シリーズ、建築・住宅としては高過庵やタンポポハウス、ニラハウス…あげればどんどんでてくるし、見たことがある方も多いんじゃないでしょうか?
今回は滋賀に住宅の仕事があり、その外壁の仕上げを焼杉にするということで、それを皆でやってみようという試みです。というか写真を何枚かつけて紹介しようと思ったんですが、当日開始すぐに電池切れ…不覚!!
火炎放射器か何かで一枚づつ焼いていくのかなーと思っていたら、このように3枚ひと組みを煙突のように組み、内部を燃やす方法を用います。
本来は15mm程度の杉板の表面3mmほどを焼くそうですが、今回は20mm板を10mm焼くのだそうです。そうすると表面は焼杉を超えて、炭になってしまう。それがいいんだと。
この日は工事を担当しているアキムラから研究室の卒業生や近江環人の同期の方も来られていて、話も弾みます。
最前線で作業されていたのがとても印象的でした。
本人曰く、「ミディアムな感じ」のいい焼き加減だったそうです。
焼杉はとくに西日本に多く、岐阜よりも東は数がぐっと減るそうです。もともと建材として扱われてなかったことにも原因があるとか。
西沢立衛氏の講演を聴いたときもそうでしたが、「こんなことがやってみたかった」「こうしたらどうなるか見てみたかった」とかそういったことを割りと口にされます。はじめは「えっ?」って思ったけれど、新しいことの発見ってそうした好奇心やエゴからくるものも多いですよね。特に藤森さんは、ご本人も言っておられましたが、歴史を専門にしている分自分の設計がどの時代の誰に似てくるのがわかるそうです。それを避け続けた結果、縄文時代のような今の藤森流がある。だからやりたい、やろうとされることも昔の技法や文化を特に使われます。それが目からウロコというか、かえって新鮮に見える。
とはいえ、施主の理解がないと絶対にできないですし、あらためて建築のあり方、成り立ちを考えられました。
どのような住宅になるかとても楽しみです。
コメントがすごくうれしい今日この頃です。
さて、27日に建築(史)家藤森照信さんのワークショップに参加してました。
ご存知の方も多いと思いますが、藤森さんは今最も注目されている建築家の一人です。
ご専門が建築史でありながら、建築家としても第一線で活躍されている不思議な経歴の方です。著書に『路上観察学入門』『天下無双の建築学入門』『藤森照信の原・現代住宅再見』シリーズ、建築・住宅としては高過庵やタンポポハウス、ニラハウス…あげればどんどんでてくるし、見たことがある方も多いんじゃないでしょうか?
今回は滋賀に住宅の仕事があり、その外壁の仕上げを焼杉にするということで、それを皆でやってみようという試みです。というか写真を何枚かつけて紹介しようと思ったんですが、当日開始すぐに電池切れ…不覚!!
火炎放射器か何かで一枚づつ焼いていくのかなーと思っていたら、このように3枚ひと組みを煙突のように組み、内部を燃やす方法を用います。
本来は15mm程度の杉板の表面3mmほどを焼くそうですが、今回は20mm板を10mm焼くのだそうです。そうすると表面は焼杉を超えて、炭になってしまう。それがいいんだと。
この日は工事を担当しているアキムラから研究室の卒業生や近江環人の同期の方も来られていて、話も弾みます。
最前線で作業されていたのがとても印象的でした。
本人曰く、「ミディアムな感じ」のいい焼き加減だったそうです。
焼杉はとくに西日本に多く、岐阜よりも東は数がぐっと減るそうです。もともと建材として扱われてなかったことにも原因があるとか。
西沢立衛氏の講演を聴いたときもそうでしたが、「こんなことがやってみたかった」「こうしたらどうなるか見てみたかった」とかそういったことを割りと口にされます。はじめは「えっ?」って思ったけれど、新しいことの発見ってそうした好奇心やエゴからくるものも多いですよね。特に藤森さんは、ご本人も言っておられましたが、歴史を専門にしている分自分の設計がどの時代の誰に似てくるのがわかるそうです。それを避け続けた結果、縄文時代のような今の藤森流がある。だからやりたい、やろうとされることも昔の技法や文化を特に使われます。それが目からウロコというか、かえって新鮮に見える。
とはいえ、施主の理解がないと絶対にできないですし、あらためて建築のあり方、成り立ちを考えられました。
どのような住宅になるかとても楽しみです。
by haruya95
| 2008-08-31 00:50
| 建築